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世間の流れに乗って、尖閣諸島について考えてみる。
まず、気になった記事。
ポツダム宣言については確かに知らないけど、
この対談してる人はそれ以外のことは考えないんだろうか…。
ここで言ってるポツダム宣言の文は、
「カイロ宣言」は履行され、日本国の主権は本州、北海道、九州、四国、そして我々が決定する島に限定される。
ここで言う「我々」は連合国(アメリカ、イギリス、中国)らしい。
で、これを額面通り受け取ると、尖閣諸島は主権が及ばないって話なんだろうけど、
沖縄入ってないじゃない?(もっと言えば、八丈島とかもないよね)
じゃぁ、どっかの国が「沖縄は○○年に我が国が支配していた!」って言えば
同じ事が起こるのかしら?
で、ここからが問題で、沖縄はアメリカから返還されて、
主権を日本が得ることになったわけだけど、
その返還時に「沖縄返還協定」が結ばれてる。
その中には、「琉球諸島」及び「大東諸島」を日本に帰属するって書いてある。
で、それぞれにはどんな島が入ってるのか?
こんな感じで、尖閣諸島は入ってるっぽい。
あと、「沖縄返還協定」に座標が書いてあるから、それから見ても入ってるっぽい。
んで、これを書いてて気になったのは、
「沖縄返還協定」は「アメリカとの」合意だってこと。
ポツダム宣言には「我々」って書いてあるんだよね…。
他の国(例えばイギリス)の承認は要らないのか?
で、「沖縄返還協定」より前にある「サンフランシスコ平和条約」では、
こんなことが起こってたっぽい。
南西諸島(北緯29度以南。琉球諸島・大東諸島など)・南方諸島(孀婦岩より南。小笠原諸島・西之島・火山列島)・沖ノ鳥島・南鳥島をアメリカ合衆国の信託統治領とする同国の提案に同意
これは、連合国との調印なので、ここで琉球諸島・大東諸島はアメリカの領土になったってことみたい。
結論としては、こんな感じ…?
- 第二次大戦で負けた日本は、領土を「本州、北海道、九州、四国」に限定される
- サンフランシスコ平和条約で南西諸島がアメリカ領になる
- 日米の話し合いの結果、沖縄返還協定が結ばれて、琉球諸島・大東諸島が日本領になる
ちなみに、中国は国が変わる節目だった影響でサンフランシスコ条約には調印できてない。
テキトウに調べてもこれぐらい分かるんだけど、
この人は何を言いたいのか…。