TPP(Trans-Pacific Partnership:環太平洋パートナーシップ協定)について、
最近あんまり聞かなくなったけど、どうなったのか?
TPPは、太平洋を取り巻く国々の関税を無くすのが狙いみたい。
んで、関税を無くす利点と欠点。
利点:今まで関税によって高かったものが安く買える
欠点:製品の海外販売がしにくくなる
利点はあまり説明しなくてもいいと思うけど、実はこれも欠点になる。
アメリカは食料などの大量生産を行なっているので、
穀物、肉類などが安いです。
それがそのまま日本に入ってくるので、
国産とアメリカ産の値段差が今以上になると予測される。
国産にこだわりのない方は安いほうを買うと思われるので、
国産の需要が減るのは容易に想像できる。
また、海外の安いテレビや車などがそのままの値段で入ってくるので、
国産車や家電の需要も減ると思われる。
で、輸入品ばかりが買われるとどうなるか。
当然国内の会社が儲からないので、リストラ、減給。
コスト削減のための海外移転が激化。
国内の就職率低下。日本の生産業は大打撃。
あと、関税を無くす項目について議論することはもうできないらしい。
欠点もあんまり書くことないけど。
一般的に日本の製品は高いです。日本の人件費が高いってのもあるけど。
で、自由貿易になるってことは、他国の製品と価格競争をしなければならないわけで、
圧倒的に日本は不利です。