@メール

自らのことを全て解っている人はいるのだろうか。
正直私は自分のことはまったくわからない。
他人からどう見えているのかと言うことではなく、
自らが何を望んでいるのか、
自分のやりたいことをしているのか、
そういうことがまったくわからないのだ。
確かに今まで自分がやりたいと思ったことをやってきたと思っているし、
そのせいで沢山迷惑をかけたり哀しませたりもしたとも思う。
やってきたことは自分がしたかったのではないと言うつもりはまったくない。
ただ「貴方は本当にそれをやりたかったのか?」と聞かれても、
「そうだ」とはっきり言えるほど自信もないのだ。
元来私は人の影響を受けやすい。
今書いているこの文ですら先程まで読んでいた小説「魍魎の匣」に影響を受けた文体になってしまっている。
 
話を戻すと、私にとって自らはこの世の中で一番ワカラナイ存在なのだ。
他人(例えば会社の同期)の事はある程度理解できる。
流石に今何を考えているかはわからないにしろ、
象あるものとして認識できる。
しかし、自分の事はその時々によって姿を変える不定形な存在としか認識できない。
他人を中心にしか考えられないと言ってもいいかもしれない。
 
書いていたら随分長くなってしまったので、続きはまた今度。
まぁ、続きがあればね…。